いつまで経っても100が切れない。「ゴルフは難しい」と信じて疑わない世のゴルファーに驚きを与えたのが、ゴルフダイジェスト新書の中でもNo.1の人気を誇るヒット作「練習ぎらいはゴルフがうまい!」だ。
著者・佐久間馨氏は、プラスハンディを維持するトップアマだが、背が高いわけでも、筋肉があるわけでもない。子どもの頃からクラブを握っていたわけでも、運動能力が優れているわけでもない、普通のサラリーマンである。その佐久間氏が、普通のアマチュアゴルファーと違うのは、「ゴルフは誰もがパープレーできるゲーム」と考えたこと。
レッスン書を読み漁ったり、やみくもにティーチングプロに教えを乞うのではなく、最初から「72=パープレーでラウンドするにはどうすればいいのか」を考え抜き、その方法としてシンプルで合理的なスウィングとラウンド戦術を見出したのだ。
フェースの向きでフックかスライスかを、スウィング中の右ひじのリリース方法で弾道の高さを決めるなど、シンプルなだけに再現性が高いスウィングは、佐久間氏自身が身をもって実践し、結果を出している。
「上手くなる=練習」の図式をゴミ箱に捨てる。一般的には異端とも思える発想だが、本当にパープレーで回りたいなら、絶対に一度は試してみる価値がある。
発行:ゴルフダイジェスト社
■著者プロフィール
佐久間馨(さくま・かおる)
1955年生まれ。トップアマとして競技で活躍した自らの経験と、神経言語心理学「NLP」を融合させ、プレー中いつも最高の精神状態を生み出す自己対話法「NLPゴルフ」を開発。現在「NLPゴルフ」メンタルコーチとして各メディアで活躍中。アマチュア時代の最高ハンディは+4。「ゴルフ科学研究所」主宰。2010年レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞。
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※本書はゴルフダイジェスト社・2007年3月6日初版発行のゴルフダイジェスト新書「練習ぎらいはゴルフがうまい!」(ISBN978-4-7728-4076-7、定価900円、新書判・並製、190ページ)のiPhone/iPadアプリ版です。